【10/21-29】Exhibition@モエレ沼公園_「星見るひとたちと出会う旅 」in 札幌 ”Journey to Meet Star-Gazers” in Sapporo_渡部睦子 Chikako Watanabe

Event Sep 4, 2025
Artists
渡部睦子 / Watanabe, Chikako
Dates
2025年10月21日(火)〜2025年10月29日(水)9:00-17:00
◯ スペシャルイベント 10月23日(木)午後からトワイライトタイム(17:00-18:00)
Closed Day
なし
Venue
モエレ沼公園 ガラスのピラミッド 2階 スペース2
Admission Fee
無料
Access
モエレ沼公園「アクセス」 ページ
https://moerenumapark.jp/access/
住所:札幌市東区モエレ沼公園1-1、TEL:011-790-1231
Organizers / Cooperation
主催:さっぽろ天神山アートスタジオ
共催:公益財団法人札幌市公園緑化協会 モエレ沼公園
助成:モンドリアン財団
Special thanks to : KREIVE PRODUCTION、VideoArtlab, Amsterdam、一般社団法人SHIRAOI PROJECTS、白老文化観光推進実行委員会
Contact Info
さっぽろ天神山アートスタジオ (小田井)
Email info@tenjinyamastudio.jp
TEL 011-820-2140

札幌市モエレ沼公園グランドオープン20周年記念協賛事業の一環として、10月にアムステルダムを拠点に国内外で活動する、渡部睦子の個展「『星見るひとたちと出会う旅 』in 札幌」を開催します。

渡部睦子は、キュレーター/イリーナ・ライファ/Irina Leifer、渡部ともうひとりのアーティスト/シンディ・モーマン/Cindy Moormanの協働プロジェクトNew Land on the Old Groundの北海道リサーチのため、2023年夏に来札。このリサーチは、さっぽろ天神山アートスタジオのネットワーキングプログラムと在日本オランダ王国大使館の支援(国際文化政策予算によるプログラム)により実施されました。New Land on the old Groundのキュレーター、ライファは、「(新しいまちの都市環境には)掘り起こされるのを待っている豊かで重装的な過去がある」と言い、2021-2022年、コロナ禍のオランダとロシアで巡回展が実現。同じテーマでこのプロジェクトが次のサイトととしてまなざしを向けたのが北海道でした。札幌では、モエレ沼公園にも足を運び、イサム・ノグチの作品である公園のなりたちに強い関心を寄せることになりました。

同じ2023年の夏にNew Land on the old Groundのリサーチの立ち寄り先のひとつとして白老を訪れた渡部睦子には、偶然にも白老との縁がつくられました。2024年は、アートプロジェクト『ルーツ&アーツしらおい2024』の『kan-yo studio beta」』という企画に、スタジオアーティストとして参加し、トーク、ワークショップを行いました。そして、今年2025年の夏、白老町で開催された「海の家」、「ルーツ&アーツしらおい2025」に、渡部が招聘されました。海との関わり、その場所に滞在した記憶が再構成されて今秋、モエレ沼公園で展示されます。

アーティストが時間をかけて北海道のある場所に関わりをつくっていく過程で、言語化する必要のない学びやひととの関わりを得る。その体験が、アーティストに「ピンとくるなにか」をもらたします。ひとつの作品、展覧会に至るまでにはアーティストの数年分、数十年分の体験やその間に重ねられた思考がつまっています。

渡部睦子は、これまでも繰り返しアーティストのプロジェクトに協働してきたMAMIUMUには宇宙的な音の響きを、川辺ゆかが生み出すサウンドには古代や原始的なものをを感じると話します。宇宙の尺でとらえると古代も現代もほんの一瞬でしょう、遠い彼方もここの目の前もただひとつの点のように近づく、そんなふうに凝縮されたなにかをふんわりと来場者に感じさせてくれるのが渡部睦子の作品なんじゃないかと、私は思うのです。

10月23日(木)の午後から夕暮れどきにかけて、ふたりが来訪されオープンリハーサルとライブ(トワイライトタイム / 17:00-18:00)を行います。展覧会とともに、秋の深まる10月の終わり、ぜひモエレ沼公園をお訪ねください。

>>10/23イベントページにプロフィールなど詳細がありますClick here!

 

◯ 渡部睦子 Chikako Watanabe プロフィール
愛知県生まれ、オランダ・アムステルダム在住のアーティスト。1995年よりオランダを拠点に、衣・食・住をテーマにしたアートプロジェクトを世界各地で展開。土地の人々と語らい、共に手を動かす制作プロセスを重視し、コミュニケーションの「場」を生み出してきた。漁網を用いた《サバイバル・ネット》など、土地の技術や記憶を取り入れた作品は、美術館から公共空間まで国内外で発表されている。
近年の展覧会に、ハウス・マルセイユ写真美術館(オランダ、2018年)、のせでんアートライン(兵庫県/大阪府、2019年)、MANIFESTA 13 MARSEILLE (フランス、2020年)、シガラキマニア(滋賀県、2021年)、ネネズキー歴史博物館(ロシア、2022年)、作品集に『NETTING AIR FROM THE LOW LAND』(HeHe出版)などがある。
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◯ 助成:モンドリアン財団