アートキャンプ 概要

市民交流事業の一環として子どもを対象としたワークショップを行い、アーティストの存在に直に触れてもらえる機会を創出してきました。

開催年によっては合宿として催し、作品制作型のワークショップを行いつつも共有できる時間を重視した取り組みです。


2015

アーティスト:永岡 大輔

小学4年〜中学2年の子どもたちを対象に、合宿型のワークショップを行った。ワークショップの講師にはアーティストの永岡大輔を迎え、コマ撮りのアニメーションの技法を利用し、子どもたちと映像作品を制作しながら、3日間の生活を共にした。

 

2016

アーティスト:松本 力

1泊2日でのアニメーション制作ワークショップ「山のアニメーション修行 踊る人形/時間の絵」を開催。参加者は描いた1枚1枚の絵が松本さん手製の「絵巻物マシーン」によってアニメーションになっていく過程を体験。上映会や流しそうめん「踊る人形/流れる麺」なども同時期に開催した。 

 

2017

アーティスト:ニシジマ アツシ

世界中でアーティスト活動を行なっているニシジマ アツシを講師に迎え、アーティストの日常に触れるワークショップを行なった。

・風鈴作りワーウショップ:家庭にある食器(ガラス、磁器、陶器)を用いた風鈴制作。

・夏休みアート相談室「アーティスト」についての質問を募集し、回答。地域の子どもたちとの交流を行なった。

 

2018

アーティスト:関川 航平

2018年度は関川 航平(アーティスト)を迎え、「すごく、よく、みる」と題した2泊3日の活動を行なった。難易度の高いテーマに対し、子どもたちは戸惑いながらも、滞在のアクティビティとアーティストと時間を共にする体験を経てよくわからないけどなんとなくわかったという、自分からつかみに行く、またやってくるなにかにふれるという体験をすることとなった。プログラム中の関川航平のふるまいは、パフォーマンスそのものであって、アーティストの作品に子どもたちもパフォーマーとして参加しているような、関わる人の自律的行為が引き出された稀な3日間になった。」

 

2019

アーティスト:関川 航平

「バイバイバイのバ」

2019年度は前年に続き関川 航平(アーティスト)を迎え、参加者と一緒に「バイバイ」することについて考えるワークショップを行った。

「私たちは見たものを全ては覚えていない」という話の後、家から会場まで来た道を思い出して、それを書いて(描いて)みるといった内容となった。参加者は関川さんの思考と実践に巻き込まれながら、最終的な結論のないワークショップを体験した。

「友達にお別れを言ったように、自分のまわりを過ぎ去っていくいろいろなことに「バイバイ」してみましょう。「バイバイ」している間にもどんどん通り過ぎていってるね」(関川 航平)

 

2020

アーティスト:本田征爾

Covid-19によるパンデミックの中、リモートでも開催可能なプログラムを考案し、「手紙の中の世界」を開催した。ガイドブックの発行や特設Webサイトを開設を行い、参加者が自主的に制作することができるプログラムを行った。また、講師と共に絵手紙作品を制作する少人数ワークショップとして創作相談会を開催した。後日、参加者による作品の展示会を催し、作品集の発行を行った。

特設ページ

https://tenjinyamastudio.jp/theworld-inletters.html

創作相談会の様子

https://tenjinyamastudio.jp/「手紙の中の世界」創作相談会1日目.html 

創作ガイドブック

https://tenjinyamastudio.jp/theworld-inletters-guidebook.html

作品集ページ

https://lettergallery.tumblr.com