【レポート】日曜日のスタジオ 『贖罪の仮面』をつくろう!
12月21、22日に日曜日のスタジオ『贖罪の仮面を作ろう』が開催されました。
今回の講師は日本で活動するイタリア人アーティスト、クリスティアン・ボッフェリさん(通称キッコ)です!!
キッコさんのHP↓
https://cristianboffelli.myportfolio.com/
アフリカやインドを中心に世界各国を旅してきたキッコさんですが、その経験の中で仮面に興味を持ったそうです。
土地によって仮面のデザインや素材、コンセプトは多種多様なものですが、それぞれの仮面のルーツをたどると、ある共通点があることに気付きます。
それはほとんどの仮面が、元々は土地の宗教的理念に紐づけられていたということです。多くが、仮面を被ることで神を我が身に降ろすという、神と人間の仲介的な役割を担っていました。
デザインは独自性の強いものでありながらも、どの地域も等しく仮面が宗教的価値を担っていたというのはなんだか不思議ですね~~
色々な仮面を紹介してくれましたが、仮面ってどれも怖いですよね。迫力があってすくんでしまいます。
中でも、キッコさんのお気に入りは天狗!!鼻がかっこいいとのこと笑
そして、今回作るのが「贖罪の仮面」!!贖罪という言葉は、キリストに代表されるように犠牲・代償を払うことで、許しを得るような行為をイメージしやすいですが、キッコさんの意図はそこにはありません。個人の欲望ではなく、共同体などの幸せを願う物としての仮面を作ります!!
まずは、紙に作りたい仮面のスケッチを描きます。十人十色のスケッチを見ると、すでに完成が楽しみでなりません~~!!
次はカット!!元々の段ボールのデザインを活かす方も。その手があったか。。
実際にはさみやカッターを持って作業すること、他の人の作業を見ることで、スケッチ時に思い描いていたプランから離れ、いろんな創意工夫が付け足されていきました。
色を塗っていくと、雰囲気ががらっと変わっていきます。かわいいと思っていた仮面もこの過程を経ることでなんとも仮面らしいおどろおどろしいものに変身!!
完成!!個性的な贖罪の仮面をご覧あれ!!
2024年の節目にこうして、参加者のみなさんと幸せを願うことができたことに感謝です。
全員に幸あれ!!良いお年を!!
KS