2/14(土)『天神山、みたびまちにいく。』Program 2|AIRのすべて、アーティストとスタジオの切っても切れない関係について Exploring AIR, with Artists & Studio: an Unbreakable Connection
毎年1回、SCARTSにさっぽろ天神山アートスタジオが現れる恒例のイベントです。
来たる2月14日(土)は、『天神山、みたび、まちにいく。 Tenjinyama Hits the Town Again 』、として1日限りのイベントを実施します。
==
『天神山、みたびまちにいく。Tenjinyama Hits the Town Again』
ふたつの流れ Two Lines of Program
Program 1|私の台南観察結果 Observing Tainan
アーティスト・トーク&映像作品上映
当スタジオと台湾台南のAbsolute Space fo the ARTSとの交流により、現地でレジデンスをおこなった松田朕佳さんの映像作品の展示、『私の観察結果』と題したトークを行います。
Program 2|AIRのすべて、アーティストとスタジオの切っても切れない関係について Exploring AIR, with Artists & Studio: an Unbreakable Connection
<座談会> 札幌という大きな都市で暮らす私たちは、美術館、ギャラリーに限らず様々な場所でアーティストの作品に触れる機会に恵まれています。しかしながら、作品が生まれる場所や場面、環境についてはあまり公開されておらず、一般には謎に包まれています。(おそらく、アーティストの家族ですら知らない領域かもしれません)
当たり前のことですが、作品が生まれるためには、アーティストが必要であり、アーティストには、制作という段階や場所が必要です。私たちが人間らしく生きる糧として、創造的活動のひとつの成果である「作品」に出会うために、ひたすらによいもの、自分の好きなものを消費するだけではなく、それらを生み出すアーティストの制作過程や制作環境が必ず必要であり、その環境は私たち消費する社会によって支えられたほうがいいだろうという循環の視点に改めて気がつく必要があるかもしれません。また、「アーティスト」に限らず創造的活動そのものが、それを行う人にとって人間らしく生きる糧となりえます。ですから、アーティストに出会うことで、その制作を知ることで、私たち自身が創造的活動を自覚的に行うちいさなきっかけと出会うかもしれません。
アーティストにとって制作の「場所」とは何か。制作環境、スタジオやレジデンスが、表現や実践にどのような影響を与えるのかをめぐり、札幌のアーティストとともに意見を交えてみます。
*レジデンス(アーティスト・イン・レジデンス/AIR)は、アーティストに、『一時的な制作の場・時間・機会』を提供するプログラム、支援の枠組みです。
*座談会形式の場となります。事前に参加表明をしてくださっている札幌のアーティストはもちろん、会場にいらっしゃるアーティストも、またアーティストじゃなくても「制作場所」について遠慮なく質問や、発言OKです。
アーティストがいる=制作現場がある、ということです。
札幌にはどういうアーティストがどういう場所でどのような制作活動をしているのか、ということに強く関心を持ち、できることなら少しづつ可視化したいという期待があります。さっぽろ天神山アートスタジオは、札幌市が運営するアーティストの制作を支援するアーティスト・イン・レジデンス拠点です。ここはわかりやすく、「アーティストの制作現場」です。ここでは年間300名以上のアーティストが入れ替わり立ち替わり、一時的な滞在型制作活動を繰り広げています。滞在型制作活動を行うアーティストの中には、OPEN STUDIOなどの機会に、その制作状況を公開することがあります。その開かれた機会は、市民、来館者との交流の場ともなっています。
一方で、そもそも札幌を活動拠点として様々なスタイルで制作場所を持っていたり、制作活動を行う場所を創り出して活動している地元のアーティストのそんな「制作の場所」はプライベートな空間であることが多いため、なかなか公開されることがありません。普段は目に見えることの少ないアーティストの制作の場所、制作風景を、それらに触れたことのない人がなんとなく想像しやすくなるような機会をつくるにはどうしたらいいだろうか、と考えています。
プロセスを知ることによって、その対象に興味をもつようになることはわりとあるでしょう。いまよりも多くの方が、アーティストの存在を知り、その活動を見たり、聞いたり、目には見えないけれど札幌に実は存在している創造的な景色に想いを馳せて少しワクワクするような日が近々来るかもしれません。その状態は、アーティストの活動への応援や支援のひとつになると考えています。(小田井真美/さっぽろ天神山アートスタジオ)