日曜日のスタジオvol.04-版画ワークショップ「やきたて!スクリーンプリント」レポート

ActivityEventReport 2023年8月24日

先日、8月20日(日)に日曜日のスタジオvol.04-版画ワークショップ「やきたて!スクリーンプリント」を開催しました。

日曜日のスタジオ、4回目はスクリーンプリント体験のワークショップです。
スクリーンプリントとは版画の技法の一つでシルクスクリーンとも呼ばれ、Tシャツのプリントなどにも現在も使われている印刷方法でもあります。
スクリーン(メッシュの布状のもの)上に自分の好きな形で孔(あな)を作って、その孔(あな)にインクを刷り込んで布や紙にプリント(印刷)ができる技です。今回は感光製版という焼き付けを使った製版方法でスクリーンプリントの版を作りました。

13:00-16:00の間の随時受付のワークショップでしたが、開始時間前に来ている猛者も数名いらっしゃいました。

まずは焼き付け用の原稿フィルムを制作します。
みんなキャラクターや動物、文字など、思い思いの図柄を描いていました。
ここでは光を通さないよう黒いペンでしっかりと描くのが重要です。

今回は予め感光乳剤という液体が網目状のスクリーンに塗ってあるものを使って焼き付けます。
感光乳剤は紫外線が当たると固まってしまいますので、
ここでは、先ほど作った原稿フィルムで紫外線を当てない「影」を作ります。

紫外線を出すことのできる秘密機械「感光機」を使用して焼き付けます!

今回の現像は避暑を兼ねて外のシャワーを使いました。
シャワーの水で表裏に水を当てじっくりと流していくと、

現像完了です。しっかり描いた部分の感光乳剤が流れてスクリーンに孔(あな)が空きました。
焼きたてほやほやです!


現像したスクリーンはしっかりと乾かします。

これで版ができたので、
お待ちかね、焼きたての版を使ってプリントの工程です!

版がずれないようしっかりと押さえてもらって、
スキージというヘラを使い、スクリーンにインクを押し当てながら刷り込んでいくと、

完成です!皆さんとても上手に刷り、素敵な作品がたくさんできました。

皆さんそれぞれスクリーンプリント体験を楽しみ、天神山スクリーンプリント工房となっております。

なかには色々なプリントを試してプリントする方もいました。これはどんな風に刷ることができたのでしょうか?

初めてのスクリーンプリントにのめり込み、まだまだ刷り足りない方もいましたが、
名残惜しくも、日曜日のスタジオvol.04-版画ワークショップ「やきたて!スクリーンプリント」終了時間になってしまいました。

今回、現像したスクリーンはお持ち帰りいただいたので、それぞれの家でスクリーンプリント工房が開かれるのを期待しています!
最後までご覧いただきありがとうございます。

次回の日曜日のスタジオは9/17(日)五十嵐さんによる「ステレオ写真」のワークショップです。乞うご期待!

日曜日のスタジオ_2023.05-2024.02


天神山スタッフ/風間雄飛