第22回 シドニー・ビエンナーレを読み解く《連続オンライントーク》

EventNews 2020年8月12日

いま一番見たい国際芸術展!でも見に行けなくて残念、、、とあきらめていた方に朗報!

参加申込はこちらのwebサイトからお願いします。

 第22回シドニー・ビエンナーレは、初のアボリジナル出身のディレクター、ブルック・アンドリュー(Brook Andrew)氏を迎え、2020年3月14日に開幕しましたが、新型コロナウイルスの影響を受け、開幕後わずか10日で中断を余儀なくされました。しかし直ちにオンラインプログラムを拡充し、6月18日に展示が再開してからは、会期を延長して現在も開催中です(9月7日まで。会場により変動あり)。
 マイノリティの複雑さや多様性と正面から向き合い、他の国際展とは一線を画す強さを持つビエンナーレとして、高い評価を受ける今回のシドニー・ビエンナーレの概要と現地の様子を、実際に現地を訪れたキュレーターや参加アーティストとともに読み解いていきます。アンドリューの母語であるウィラドゥリ語で「エッジ」を意味する「NIRIN」をテーマに設定した意味、芸術祭の概要、出品作家情報のみならず、本ビエンナーレが生み出した新しい意義、そして国際芸術祭の未来についてじっくりと考える、全3回のトークシリーズです。

※当日はZoomでのトークをYouTubeでライブ配信します(参加URLは開催当日にお知らせ)。

主催:
さっぽろ天神山アートスタジオ/一般社団法人AISプランニング
一般社団法人アーツプラス現代芸術研究所/Taguchi Art Collection
企画協力:坂口千秋

料金:全3回 各回500円 3回セット券1000円

概要:
vol. 1「第22回シドニー・ビエンナーレのテーマ『NIRIN』と注目作家」
日時: 8月17日(月) 20:00−21:30
出演:市原研太郎(美術評論家)
   穂積利明(北海道立近代美術館主任学芸員)
司会:田口美和(一般社団法人アーツプラス現代芸術研究所 代表理事/Taguchi Art Collection)

 第22回シドニー・ビエンナーレのテーマ「NIRIN」と展覧会概要について、長年にわたって世界の国際展を見続ける市原氏と、3月に現地を訪れた穂積氏のガイドでお届けします。お二人それぞれによる注目アーティストの紹介、さらにロックダウンによる中断後に急遽実施されたオンラインプログラムにも触れます。

vol. 2「参加アーティスト、マユンキキが見たシドニー・ビエンナーレ」
日時:8月27日(木) 20:00−21:30
出演:マユンキキ(第22回シドニー・ビエンナーレ参加アーティスト、マレウレウ)
   穂積利明(北海道立近代美術館主任学芸員)
モデレーター:小田井真美(さっぽろ天神山アートスタジオプログラムディレクター)

 今回のビエンナーレに日本から唯一のアーティストとして参加したマユンキキ氏を迎え、参加に至るまでの経緯や、ディレクターのアンドリュー氏との交流、会場の雰囲気、自身の作品など、現地で体験した「NIRIN」について穂積氏と語ります。

vol. 3「シドニー・ビエンナーレの意義と国際展の未来」
日時:9月7日(月) 20:00−21:30
出演者:飯田志保子(キュレーター)
    市原研太郎(美術評論家)
    マユンキキ(第22回シドニー・ビエンナーレ参加アーティスト、マレウレウ)
モデレーター:穂積利明(北海道立近代美術館主任学芸員)

 最終回は、オーストラリアクイーンズランド州立美術館勤務の経験を持ち、今年3月のオープニングも訪れているキュレーターの飯田志保子氏をゲストに迎えます。今回のシドニー・ビエンナーレの意義、そして世界のアートの潮流と国際美術展の未来について、全員でディスカッションします。

参加申込(一般社団法人アーツプラス現代芸術研究所 特設サイト)はこちら>>

>>>>出演者プロフィール<<<<<
◆市原研太郎

美術評論家。1980年代より展覧会カタログに執筆、各種メディアに寄稿。著書に、『マイク・ケリー “過剰の反美学と疎外の至高性”』(1996年)、『ゲルハルト・リヒター/光と仮象の絵画』(2002年)、『アフター・ザ・リアリティ—〈9.11〉以降のアート』(2008年)、『現代アート事典』(共著、2009年)等。現在は、現代アートを総括することをライフワークに、世界中の現代アートを鑑賞する傍ら、自らのウェブサイトArt-in-Action(http://kentaroichihara.com/)を立ち上げ、YouTube、note、ブログを駆使して活動中。

◆穂積利明

北海道立近代美術館主任学芸員。1997年より国際美術展をめぐり現代アートの取材をしてきた、自称ビエンナーレオタク。専門は現代アートで、とりわけフェミニズム 、日系人、LGBTQアートなどマイノリティアートに着目してきた。CiMAM、表象文化学会所属、京都大学 QueerVision 研究会メンバー。

◆マユンキキ

アイヌの伝統歌を歌う「マレウレウ」のメンバー。マレウレウとして音楽分野だけでなく国内外のアートフェスティバルにパフォーマンス参加多数。マユンキキとしてアイヌ語講師、札幌国際芸術祭(SIAF)2017 バンドメンバー(企画チーム)、SIAF 2020ではアイヌ文化コーディネーターをつとめる。2018年よりアイヌの伝統的な文身「シヌイェ」の研究を行う。第22回シドニー・ビエンナーレ「NIRIN」に作家として参加。

◆飯田志保子

1998年の開館準備期から11年間東京オペラシティアートギャラリー勤務。2009年より2011年までブリスベンのクイーンズランド州立美術館/現代美術館内の研究機関に客員キュレーターとして在籍後、韓国国立現代美術館2011年度インターナショナル・フェローシップ・リサーチャーとしてソウルに滞在。アジア地域の現代美術、共同企画、美術館やビエンナーレをはじめとする芸術文化制度と社会の関係に関心を持ち、ソウル、オーストラリア、ニューデリー、ジャカルタ各地域で共同企画展を実践。第15回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ2012、あいちトリエンナーレ2013、札幌国際芸術祭2014キュレーター、あいちトリエンナーレ2019チーフ・キュレーターを務める。2014年10月から2018年3月まで東京藝術大学准教授。