「手紙の中の世界」創作相談会1日目
30点あまりの本田さんの作品、資料に囲まれつつ、子どもプログラム「手紙の中の世界」のワークショップパートがはじまりました。2時間ずつ2部に分かれ、少人数での開催です。
ワークショップ講師の本田征爾さんですが「私はあくまで『先生』とかそういうのではない立場でやりたい」とのこと。参加した子どもたちも、相談というよりは一緒に制作することに関心があったようで、後半は黙々とハガキ大の絵を制作する時間となりました。一見コミュニケーションが少ないようでも、子どもたちの絵が、手法を含めてどんどん変化〜更新されていくのが見てとれました。終了後のインタビューでも「いつもとは違う描き方ができた」という声が多かったです。かたや、同時に筆をとっていた本田さんの絵にも参加者からの刺激がありありと。
ダリの本に「画家を志すものよ、ただ絵を描きたまえ!」なんてタイトルがありましたが、直球勝負、ストレートに画面に向き合う場に、実は様々なものが飛び交っていたのかもしれません。
担当スタッフとしても、ワークショップのあり方について、なんだか考えさせられた1日でありました。