【レポート(二日目)】子どもプログラム2024『アーティストと過ごす2日間 〜「チームやめよう」になる!〜』
11月30日、12月1日に子どもプログラム2024『アーティストと過ごす2日間 〜「チームやめよう」になる!〜』が開催されました。
今回は、「チームやめよう」から黒田大スケさんを講師としてお招きしました。
2日目「知ったかぶりをやめよう(石炭になる)」のレポートです。
1日目についてのレポートはこちら
【レポート(一日目)】子どもプログラム2024『アーティストと過ごす2日間 〜「チームやめよう」になる!〜』
2日目は「知ったかぶりをやめよう」をテーマに北海道の空知で採掘された石炭になりきり、札幌駅から小樽駅まで運ばれることで石炭について「知ろう」と試みました。
さあ小樽へ出発です。みんな一日目に選んだ石炭を握りしめ、石炭になるべく集中力を高めます。
電車内は観光客で混んでいましたが、みなさん思い思いに石炭として過ごしました。「石炭もこれくらいぎゅうぎゅうだったのかな」と銭函~小樽間の寂し気な海を眺めながら石炭に思いをはせる子も。
あっという間に小樽駅に到着!!
しかし、石炭の旅はまだまだ続きます。市立小樽美術館で休憩を取った後、旧手宮線跡を小樽博物館まで歩きます。この道こそがかつて実際に石炭が港に運ばれた線路です。
みんな、零れ落ちまいと線路の上でバランスをとって港までの道のりを歩みます。寒い中長い道のりをみんなで歩き切りました!!
さあ、石炭を演じ切り、小樽市総合博物館に到着。最後にこの博物館で石炭を運んでいた蒸気機関車について学びます。
その前に!!みんな石炭を演じるためによほどの体力と集中力を使ったのでしょう。みんなでお菓子休憩!!
総合博物館では、(想像上では)さっきまで乗っていた蒸気機関車に興味津々です。実物を前にして前のめりに展示を眺めます。
こうして、終えた二日目「知ったかぶりをやめよう(石炭を演じる)」でした。
子どもたちの感想の中に「やっぱり石炭になることは難しかった」という感想がありました。学校では教科書を通して知ることを経験しますが、そのような「教科書で知る」ことが真に知ったことになるとは限りません。石炭について習い、演じても近づき切れないこの絶対的な距離を認識することで、「知る」ということを一度考えてみるきっかけになったかもしれません。
二日目の動画のリンク
小堀