子どもWS「ぷりぷりぷりんとスリスリスクリーン」レポート②
昼食を挟んで、午後はいよいよ実制作に入ります。
まずは図案おこしから。動物やキャラクター、楽器、ラグビーボール、バレーシューズ、ダンゴムシなどなど、各自思い思いに描きおこします。「ただの図形とか、シンプルな柄でも意外と面白いよ」という講師陣のアドバイスもありましたが、皆かなり細かい図案を好んで描いていました。
下書きの図案を、透過性のフィルムにマジックで描き写します。写真は潰れてしまった箇所を針で削って「抜き」を作っているところ。
露光機に図案のフィルムを乗せます。感光製版(写真製版)という技術です。木製の方はスタッフによる手製露光機です!
図案のフィルムの上に、乳剤(緑の膜)を塗ったシルクスクリーンの枠を載せます。露光機の紫外線が当たる部分だけ乳剤が固まり、影の部分は固まらずに洗い落とせる、という仕組みで版が焼きあがります。
露光機の紫外線は有害なので、蓋をします。重しを乗せて、スイッチON。約2分(手製の方は5分)で焼きあがりです。
焼きあがった版は日光に当たると紫外線で固まってしまうので、お腹にしまって洗い場を目指します。ちょっとかわいい光景です。
水で洗いながら、スポンジで優しく版を擦ると、図柄の部分の乳剤が落ちてシルクスクリーンの「紗」の部分が現れます。
シルク印刷に水分はご法度のようです。洗った後、タオルでしっかり水分をとる工程です。
いよいよインク選び。完成まであと一歩です。